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まだ小さな子供がいびき!?その原因と3つの対策・注意点を全解説!

投稿日:2017-09-04 更新日:

子供をやっとのことで寝かしつけると、今度は家事を済ませてる間に旦那が帰宅して…。

お母さんの育児生活は本当に大変なものですよね。

そうして家事も一通り終えて、やっと寝れると寝室のドアを開けてみると…

「ズゥゥー…ズゥゥー…!!」と、旦那ではなく子供がいびきをかいていてびっくりした!なんて経験をしたお母さんもいるのではないでしょうか?

旦那のいびきはともかく、小さい子供がいびきをかくなんて、初めて見たときにはびっくりして心配になってしまいますよね…。

また子供が女の子ならお年頃になった時もまだいびきをかいていたら… なんて考えると、親心で心配になることも無理はありません。

しかし実は、まだ小さな子供であっても10人に1人はいびきをかくと言われてるんです!

また子供のいびきは3歳〜6歳の時に一番多く見られ、この時期の子供のいびきは特に珍しいことではないと言われています。

それでも、やっぱりここまで大事に育ててきた我が子のことです。

「子供がいびきをかいていても本当に大丈夫なのかな?」「もしかしたら病気じゃないのかな?」と少し不安になりますよね。

実際には、子供と大人のいびきの原因は根本的に違っていて、子供のいびきは成長するにつれて自然と消えていくことが多いんです。

ただし、子供のいびきの中でも放っておくと成長や脳の発達に影響することもあるので正しい知識と十分な注意が必要です。

本記事では子供のいびきの原因や対処法について詳しくご紹介していきます。

まだ小さいのになぜ?子供のいびきとその原因

まだ小さな子供がいびきをかいて寝ていたらびっくりしますよね。

でも、いびきは大人だけに起こるものではなく子供もいびきをかくことがあるんです。

通常、大人のいびきは寝ている時に喉周りの筋肉の緩みや脂肪によって喉や鼻奥の空気の通り道が狭くなり、その状態で呼吸した時に空気抵抗が生まれて粘膜が震えることで起こります。

しかし子供のいびきは子供特有の「身体の発達」に大きく影響を受けていて、特に3〜6歳にいびきを発見されることが多いんです。

子供のいびきの原因で特に注目されるのが「扁桃(へんとう)」と「アデノイド(咽頭扁桃:いんこうへんとう)」と呼ばれる器官。

これらはどちらも口や鼻から細菌やウイルスが入ってきた時に病原を捕まえて身体を守る役割を果たしています。

また扁桃やアデノイドは3歳ごろから発達し始めますが、大きくなって肥大すると喉や鼻奥の空気の通り道を狭くしていびきの原因になってしまうんです。

アデノイドの肥大が原因で起こる子供のいびき(咽頭扁桃)

アデノイドは鼻から喉奥の上部に当たる部分にある、子供の身体を感染から守ってくれる器官です。

アデノイドは3~6歳で一番大きく発達するため、この時期に喉奥の空気の通り道(上気道)が圧迫されていびきを引き起こすことがあります。

ただしアデノイドの発達がピークに達すると、その後は縮小していきます。

扁桃の肥大が原因で起こる子供のいびき(口蓋扁桃)

扁桃も同じく子供を細菌やウイルスの侵入から守る器官で、喉の両側に位置しています。

この扁桃は5〜7歳の時に一番大きく発達し、この時期に上気道を圧迫していびきを引き起こすことがあります。

子供のいびきの多くはこの扁桃が肥大することによって起こるものと言われていますが、扁桃もアデノイドと同じく成長のピークが過ぎるとその後は縮小していきます。

また扁桃はいびきだけでなく、大きくなると感染して扁桃炎を引き起こして頻繁に発熱を引き起こす原因になるとも言われています。

アレルギー性鼻炎による鼻づまりから起こる子供のいびき

扁桃やアデノイドの他にも、子供が喉や鼻に炎症を起こして鼻が詰まることでいびきをかくときがあります。

現に日本の4歳児の4%、また9歳児の22.5%もの子供がアレルギー性鼻炎を持っていることが確認されています。

子供の鼻や喉はとてもデリケートなもの。

就寝時には寝室内の空調を調整してあげたり、乾燥しないように加湿器を入れて喉や鼻に刺激を与えないように注意してあげましょう。

このほか、子供のいびきの原因には下顎の成長が不十分といった身体的要因によって起こるものや、首回りの肥満によって起こる生活習慣的な要因によって起こるものなどがあります。

子供のいびきが与える体への悪影響について

子供のいびきは多少寝息が荒いといった程度なら心配する必要はありませんが、寝ている時に息苦しそうにしていたりあまりに激しいいびきをかいている時には注意が必要です。

子供の成長にとって睡眠はとても重要な役割を果たしています。

しかし、あまりにいびきが激しいと大事な睡眠の質を下げてしまい、結果的に眠りが浅くなります。

そうなれば子供の日中の活動に影響するだけではなく健全な成長を妨げてしまうため、こうした状況を避けるためにもご家庭でしっかりと子供の睡眠をケアしてあげましょう!

子供のいびきは病院に診てもらうべき?何科に行けばいい?

子供のいびきを発見したら、一時的な鼻づまりが原因となっている場合もあるのでまずは1週間ほど様子を見てあげましょう。

その後、数日間〜1週間ほどいびきが続くようなら耳鼻咽喉科のある医療機関でいびきの原因を調べてもらうと良いでしょう。

前の項で紹介したいびきの原因は子供特有のものですが、いびきの原因にはこの他にもたくさんあります。

それらを正確に調べるため、病院ではまず先生にアレルギー性鼻炎にかかっていないか、また扁桃腺が腫れていないかを確認してもらいます。

その後レントゲンを撮影して扁桃やアデノイドが肥大していないか、また顎の発育が十分かなどを調べることで原因を特定していきます。

問診の結果から睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合は自宅で簡易睡眠検査を行う場合もあるようです。

簡易睡眠検査では専用のセンサーを使って寝ている時に何度無呼吸状態を繰り返すかを測定します。

睡眠時無呼吸症候群とは?

空気の通り道が極度に狭くなると寝ているときに無呼吸状態を繰り返すようになります。

通常、1時間に5回以上もしくは7時間に30回以上無呼吸状態になると睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

子供が寝ているときに何度も無呼吸状態を繰り返す場合はすぐに病院に診てもらってください。

子供の無呼吸症候群は子供の睡眠の質を下げ、脳の発育や成長に影響を与えることがあります。

一般的に、子供の成長を支えるメラトニンという成長ホルモンは午後10時〜午前2時ごろに多く分泌されると言われています。

つまり睡眠の質が低下すれば成長ホルモンをうまく取り込めなくなってしまうんです。

さらに脳や体内への酸素供給不足によって日中に強い眠気に襲われたり、集中力や知能の低下を招くこともあるので、子供がいびきをかいている時に無呼吸状態になっていないかを十分に注意して見てあげましょう。

子供のいびき治療とメリット・デメリット

経過を見る

子供のいびきがひどい場合は耳鼻咽喉科に受診しに行きますが、いびきの原因が扁桃やアデノイドの肥大の場合は経過観察を勧められることも少なくありません。

これは前の項で紹介したように扁桃やアデノイドの肥大は子供特有の症状であり、子供の成長に伴って肥大は徐々に収まって学童期後半には小さくなるためです。

そのため経過観察を勧められた場合、まずは子供のいびきを少しでも軽減してあげるためにできることからしてあげましょう。

子供はデリケートなもので、鼻や喉に炎症を起こしやすく鼻づまりになりやすい性質があります。

そこでまず気をつけたいのが湿度です。

乾燥した空気は鼻や喉に刺激を与え、炎症を引き起こしやすくしてしまいます。

一般的には寝室の湿度は50~60%が最適と言われています。

そのため「ちょっと乾燥しているかも…?」と感じたら霧吹きを使って部屋に少し水を撒いてあげたり、濡れたバスタオルを部屋に吊るすと効果的です。

また加湿器などがあれば自由に湿度の調整ができて便利ですね!

次に気をつけたいのが部屋の気温です。

通常、鼻から流れる空気の温度は25度〜35度と言われているため、この温度に室内の気温を近づけることで鼻の粘膜への刺激を減らすことができます。

ただし、室温が30度以上だと暑くてとても寝れない方も多いと思いますので、25度を目安に室温を整えてあげましょう!

これらを注意するだけでも子供のいびきケアにつながるので、ぜひ試してあげてくださいね。

経過観察のメリットとデメリット

メリット
  • 手術などがないため子供に負担を与えません。
  • これまでの生活のプラスαで気をつけるだけなので手軽にケアできます。
デメリット
  • いびきがひどくて睡眠が浅くなってしまっている場合、日中の活動や成長に影響を与える恐れがあります。
  • 無呼吸症候群の場合は経過観察は適していません。

摘出手術:扁桃・アデノイドの切除

子供のいびきがひどい場合や睡眠時無呼吸症候群にかかっている場合は、肥大した扁桃やアデノイドを摘出する手術を行います。

いびきの原因となっている扁桃やアデノイドの肥大が取り除かれることでいびきや無呼吸症候群の症状がかなり改善されます。

また扁桃腺やアデノイドは細菌やウイルスから身体を守ってくれる働きがあるため、切除しても本当に大丈夫なの?と心配な方も多いかと思いますが、切除した扁桃とアデノイドの機能は鼻や喉にある他のリンパ組織が代替してくれるので手術後に感染が起こりやすくなることはありません。

さらに通常、術後は医師がしばらくの間感染を防ぐための抗生物質も処方してくれます。

ただし、扁桃・アデノイドを摘出した後は次のような症状を経験する可能性があります。

  • のどの痛み
  • 少量の出血
  • 耳の痛み
  • 鼻づまり

そのため、抗生物質と併せて術後の数日間は軽い鎮痛剤が投与される場合があります。

このように、扁桃やアデノイドの摘出手術には身体に少なからず負担がかかるため躊躇する方も多いとおもいますが、子供の睡眠障害は身体の成長に大きく影響しているため、早めに治療を受けることが大切です。

手術を行う場合は5〜6歳までに行うことをオススメします。

摘出手術のメリットとデメリット

メリット
  • いびきや無呼吸の原因を直接取り除くため症状が顕著に改善されます。
  • 睡眠の質の低下を防ぎ、子供の健全な成長を助けます。
デメリット
  • 手術は一時的に子供の身体に負担を与え、術後しばらくは食事の際に痛みがあったり辛さを感じることがあります。
  • 全身麻酔で手術を行う場合があるため、2歳未満の子供、または心臓や呼吸器疾患、神経疾患などの合併症がある子供の場合には不向きです。
  • 切除した後も鼻づまりや花粉症、口呼吸によっていびきをかき始めることがあります。

CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)

手術を行うことが難しい場合はCPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)という治療を受ける選択肢もあります。

CPAPとは、専用の鼻マスクから空気を送り込み、空気の通り道に一定の圧力をかけることで気道の閉塞を防ぐ方法です。

CPAPを行っている間はいびきが顕著に改善されます。

CPAPのメリットとデメリット

メリット
  • CPAPの使用期間中はほとんどの方のいびきや無呼吸が改善され、睡眠の質が向上します。
  • 手術を必要としないため身体に負担をかけません。
デメリット
  • いびきの根本的解決となる治療ではないため、継続して行う必要があります。

まとめ

いかがだったでしょうか?

ここまでご紹介したように、子供のいびきは扁桃やアデノイドの過度な発達によって引き起こされる場合が多いですが、成長に伴ってこれらは縮小していくため経過観察で済む場合も多いんです。

ただし、いびきがあまりにひどい場合や、無呼吸症候群の疑いがある場合には迷わず耳鼻咽喉科のある医療機関で原因を調べてもらうことをオススメします。
子供の睡眠は成長に大きく関わっているので、大人がしっかりとケアして成長を見守ってあげれるといいですね。

子供のいびきが気になった時には、本記事の内容があなたの参考になれば幸いです。

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